カフェのような店舗デザイン

最近の若い人たちは、カフェのような内装を好み、楽しんでいるようだ。と語ったのは、店舗リフォームや店舗デザインを手がける友人であった。たしかに、雑誌のインテリア特集だとか、片付け収納特集などを眺めていても、カフェそのもののような装いが主流だ。

ということは、多くの人がカフェを心地よいと感じているからだと、その友人はおもむろに話し出した。では、なぜ、カフェは心地の良い空間なのであろうか・・・。

カフェで、お茶やコーヒーを注文することは、自宅で味わうものより、そこにドラマがあってドキドキ、ワクワクを感じる気がする。そのドキドキ、ワクワクは、意識にそう過ごしているのかもしれない。どうだろう、日常の私生活を意識的に寛ぐものにしたいと考える現代人が増えてきたと考えてもよいだろうか。

店舗デザインを仕事とする友人の自宅は、やはり小奇麗で、ボサノバやジャズなど、洒落たBGMが似合う、視覚、聴覚などの感覚が、常に良い波長でいられるような部屋づくりが心掛けされている。訪れる度に感じることは、ここではおそらく言い争いなどは、めったに起こらない空間ではないかなぁということだ。

カフェのような内装というのは、常に人が訪れた時の視線を意識した部屋作りを心がけることなのかもしれない。友人が店舗デザインやリフォームの依頼を受けた際、とにかく意識することは、そこを訪れる人々の視線を意識した設計を試みるのだと、話してくれたことがあった。たしかに、店舗や移住空間に重要なことは、そこに佇むであろう人々の感覚かもしれない。人の目を意識するという事は、移住空間や、店舗デザインのスタイルキープに必要なことなのかもしれない。実際、人の目を気にしなくなると、自分の身体のスタイルさえ、ウエストがなくなり下腹がいつのまにか主張してくるようになる。

あごだって二重になり、髪型は、無造作のままでも、どうにかまとまっていれば御の字というような状態になりがちだ。家、部屋などの建築やインテリアも然り、人目を気にすることで、五感を刺激する空間へと変貌を遂げるのかもしれないなぁと、まるでカフェのような家づくり、部屋づくりを、手がけている友人宅を訪れるたびに感心させられる。